ドリー部チャレンジとは
平成28年度に住民と行政が協力して策定した久米島町の移住・定住推進アクションプランがドリー部チャレンジです。
◆みんなが安心して、ずっと暮らせる島
◆たくさんの人が、島に戻りたい、移住したいと思うような魅力のある島
こうした「夢(ドリーム)」を実現するために、住民と行政が協力して「部活動のように楽しく」、絆を深めながら、様々な分野でまちづくりに取り組んでいます。
アクションプラン策定の背景
久米島町では毎年約100人ずつ人口が減ってきており、その原因は死亡による自然減よりも転出による社会減の割合が大きくなっています。
これを解決するには「外から移住者を連れてくる」ことも大切ですが、 根本的な解決のためには、現在住んでいる住民のくらしをより充実させることが必要だと考えました。
しかし、行政のみでは移住・定住の推進を良い形で実行していくことは困難です。移住・U ターン者の受け入れにかかる様々な課題解決や、島での暮らしをより良くすることについては、住民の理解を得て、一緒に取り組んでいく必要があります。
なぜなら、まちを形成しているのは、そこに実際に暮らす住民だからです。
そこで、住民と行政が協力して、移住・定住の推進に取り組むためにアクションプランを作ることとなりました。
アクションプラン策定の様子
アクションプランの策定には約1年間をかけ、その間に住民、行政、議会が混ざり合い、何度も話し合いを重ねました。
策定までの様子はこちら▼
1年間の部会・策定委員会の会議を経て、住民チーム6つ、移住定住相談窓口である島ぐらしコンシェルジュチーム、行政チーム、議会チームが発足しました。
活動のポイント
部活動のように楽しく
ドリー部チャレンジに参加しているメンバーは、住民も、役場職員も、議員も、それぞれ自身の仕事がある上での活動のため、無理ある活動スケジュールや義務感に追われた活動をすると継続が難しくなることが想定されます。
そこで、ドリー部チャレンジでは「部活動のように楽しく」をモットーとし、“未来の久米島のために自分自身がやりたいこと”を楽しみながら活動し、その情報を町中で共有し、第2次久米島町総合計画における“人口現象に歯止めをかける”という目標にみんなの力で近づいていくことを目指しています。
住民・行政・議会が同じステージに立つ
島の中では、未来の久米島を想う様々な住民活動が行われており、また、行政、議会も日々「まちのため、町民のため」務めています。しかし、そういった活動を互いに把握しきれず、ひとつひとつの頑張りが他の人や団体へ届きにくい状況がありました。
そこで、年に1度でも、同じステージ(場)に住民・行政・議会が集まり、第2次久米島町総合計画を元にどんな活動に取り組んでいて、10年間の総合計画において全体でどこまで進んでいるのか、どの部分が課題を抱えているのかなど、全員が把握できるような場、そして「絆」を作るための場を作ることを目指しました。
そして、2017年11月には「第1回久米島8500人の夢まつり〜町民の町民による町民のための島づくり〜」を住民チームが主体となって開催し、まさしく住民・行政・議会が1つのステージに上がり、各々の活動を総合計画に沿って発表する場を実現しました。
※8500人は、第2次総合計画で掲げられた2025年の久米島町目標人口
夢まつり開催の様子はこちら▼
「第1回久米島8500人の夢まつり」を開催しました!