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島の食材:海ぶどう

海ぶどう

海ぶどう

 

資源の特徴・機能性

平成16年より事業立ち上げ

生産量 230t/1年

深層海洋水は温度差発電(冷たい表層水+深層水)⇒日本のバイオテック

*海ぶどうは未だ知られていない生態系や秘密が多い>(とけてしまう、白くなるなど、繁殖、胞子なその謎)

海ぶどうは冷蔵庫に入れない⇒15度以下だとしぼんでしまうので、冷蔵庫にいれないように。

*海ぶどうの種類は大きく2種

1.クビレズタ(一般的流通、沖縄海ぶどうはこちらの種類)

 

2.サイクズタ(楕円の形/安い)

 *久米島の海洋深層水研究所始まった当時

・・・>水、塩研究

 

・・・>水産始業部、海ぶどうの養殖>始めようとしたが、本島の海ぶどう養殖場では情報開示されなかったので、久米島では見よう見まねで研究

(深層水のミネラルの成分で育つ部分に注目する)

・・・>試験後、必ずDATAとして残すことをして、DATAを積み重ねる

その結果、年間を通しての水温、自然光(光合成に必要)が影響することがわかってくる。

今では<海ぶどう生産者協議会>を作り、140社(沖縄)が参加、食中毒にならぬよう沖縄本島、久高島、宮古島など、海ぶどうに関しての情報を共有するようにしている。

光合成していない部分は透明になっている海ぶどう。

浮遊させ、光を当てることで全体が緑の色になるように。

久米島では、海洋深層水を使って、水温コントロール。毎秒2000御くらいの深層水が使える。

季節の変わり目、春先に病気になることが多く、研究中。

摘み取り、浮遊させる・・・>白くなり(透明に成ってしまう症状)枝別れしてしまうなど。

摘み取った部分か根付くと粒ぞろい、粒が多くなる海ぶどうになります。

 

 

現在の活用方法

1.海ぶどうあいすくりーむ

2.粉末状にする(海ぶどうらしさがなくなってしまう)

3.佃煮(おごのり)

水温24度~25度-à生育するのが早い。冬は水温が低い為、60~90日かかる。生育が遅い。

水温が20度切ると生育が遅くなる。雑草が多くなってしまう。

 

*良い海ぶどうとは??

・粒ぞろい

・粒が多い

・枝分かれが無いこと

・色が全体的に緑色になってること

 

品質管理について

衛生監査入る(監査は年1回)いつの苗か?浮遊させてる期間など

4つの菌検査をする。(ビブリオ菌など)

 

生食用の海ぶどうは11時のジェット便が出荷リミット

久米島⇒本島の糸満営業所⇒築地卸売りに

*同業者の海ぶどうにも出荷をしている。沖縄産の海ぶどうは久米島さんがかなりのシェアを占めている。

 

新商品のアイデア・新たな用途

1、学研の付録の海ぶどうより、深層海洋水がとれる話、浸透圧の話でぶどうが膨れるなどは面白い。

沖縄料理のお店にメインで出ているので、フレンチや、イタリアンなどの洋風のものにも転用してもらえたらルートが広がりそう。

 

2、グリーンキャビア

粒が取れてしまった海ぶどうは捨てるのではなく、希少価値として(春先にしかこの症状がでないとか)販売。

小さな瓶にいれて、少量しか出回らないグリーンキャビアを+αの商品をして売り込む提案。

まずは収穫体験した人に試食してもらい、アピール、反応を見る。

*使い方は島内のホテルのシェフ(サイプレス、アイランド、イーフビーチ)に頼んで、試作品と、レシピ、盛りつけ、写真、コスト、量(1瓶の中の)を決め、参考意見とすること。

 

考察

・今の時点で海ぶどう自体は売れているそうなので+αのグリーンキャビア(現在捨てられているもの)を上乗せして、新たな付加価値のある海ぶどうを提案。

なにそれ?みたいな感じの印象の方が、人は気を引くことになると思う。

少量しかとれないのと、期間限定(春先)ということをアピールしていきたい。

海ぶどうの収穫体験に来た希望者にレアなものとして、告知していき、

価値を高めて売る商品にしたらどうか?

・久米島の深層海洋水を閉じ込めた海ぶどうは学研の科学の研究みたいに面白いと思う。

食べるだけでなく、体験学びの商材としての流通も小学校、中学校の教材として使えないか?

・海ぶどう生産協議会で、それぞれの生産方法、コツなどを情報共有し合うのは良いと思う。

同業種は今後の時代は競合ではなく、共存共栄を意識した方が、業界全体を底上げしていけると思う。久米島の車エビの業者のように高め合える関係に(特に久米島は他の島にない、深層海洋水を使った養殖でのノウハウ、データ蓄積があるので)なるのは将来の展開に必須な流れとなると思います。