島の食材:車海老
車海老
車海老
資源の特徴・機能性
久米島の中に同じく車エビ養殖の業者は5箇所あり。それぞれが共同の情報交換をしている。(共存共栄の精神が、久米島の車エビの出荷日本一に押し上げている理由)
*すべてが深層海洋水を使用しているわけではない。
車エビの出荷期間は、11月から翌年5月まで。
*稚魚の車エビを育てる時は、組合5業者一緒で深層海洋水を使用している。(病気で全滅などは避けれるようになってきている)
その後、育てる飼料により、業者ごとの車エビの生育などの差をつけている。
現在の活用方法
230トン/年間出荷量(車海老)・・・>日本一の出荷量を誇る。
1.活き海老
昼のジェット飛行機に載せて出荷する。・・・>築地,関西、九州の市場へ(活き海老の状態で箱詰め、出荷すると、翌日には築地へ)
島内、島外へ個人用、業者用として出荷(活車海老、活〆冷凍車海老の2種)
やわら、 脱皮したての貴重な海老(S~3Lまでサイズ別あり)
*殻まで柔らかいので食べられる海老・・・>レアなので高級!!値段で取引
2.加工商品
えびせんべい
ふりかけ(試作のパッケージは検討の余地あり。大容量のパックなので、もう少し小さいパッケージか、個別5パックセットなど(ふりかけお弁当セットみたいな)に変える。
沖縄以外、本州で作られているので、出来れば久米島でなくても沖縄の中で作れる業者の方が、お土産などの印象はいいと思われます。
<大変なこと>
1.現在、車海老の養殖いけすの掃除が大変。毎日やるが、冬14度の水温で8人のローテーションでやっている(男性)特に冬は寒くて大変。
海老の糞の掃除(水流で真ん中に糞、脱皮の殻が集まる様になっている)
2.冬の時期の出荷(早朝に、海老を引きあげ、昼のジェット飛行機に間に合うように作業をすること)
・・・>これ、一般の人にも体験してもらえないか?
ダイビングする人など経験者を優先に。日本一の海老と一緒に潜る!企画。
新商品のアイデア、新たな用途
1.だし入り味噌(殻の部分を粉末にして<たいらのみそ>と合わせて出汁入り味噌として製品へ。2.海老のアヒージョ(やわらSサイズの車海老を使って、殻まで食べれるように。
ガラス瓶でなく、缶詰の方が良い。
今、東京や関西、コンビニ、高級スーパーでは缶詰が人気。缶詰バー、おつまみ缶詰など。
*缶詰は直接日にかけられる、パーティーにそのまま出してもかわいい、使い終わっても使いたくなるようなパッケージの缶のデザインにするとそれが広告、宣伝になる。
鯖缶のような四角くて平たい感じの缶とか
出所:https://www.maruha-nichiro.co.jp/la_cantine/
*デザインが可愛い缶(手描き風ORヨーロッパ風の雰囲気の絵やイラスト、ロゴで手にとりたくなるようなものを)
車エビはサイズによって値段もかなり違います。缶詰にするのはSサイズを使用
3.ネーミングも、<もの凄い鯖>みたいなキャッチ―な名前にしたらいいかも。(鯖の糀熟漬けから、もの凄い鯖に変えてから大ヒット!)鯖サンドなどに、都内の有名シェフが使い始める。
出所:https://magazine.hitosara.com/article/903/
4.車エビの加工した後、頭だけを出汁や粉末スープ、丸ごと素揚げやまるごとフリーズドライに。5.海老の頭の味噌部分の旨みも、海老の頭入りスープ、レトルトパックにできないか?(頭は捨てずに加工する)
6.車海老のまるごとカレー2匹入り(海老のインパクトを出した商品)
〇●まるまる車EBIカレー、等。
7.車エビの見学、・・・>醤油付け食べ!試食ツアー(車海老の養殖場でいただいた、海老が弾力ある甘味のある海老でおいしかった)
8.車エビのいけすもぐりの体験はできないか?一般の人に、大変な車エビの世話の体験をしてもらう。・・・>その後に活き海老を試食する。
大変な思いをして作っているので体験してもらい、付加価値を高める狙い。
考察
・車エビ(活き海老)としての日本一出荷量があるので、二次加工製品のものを充実させたいということでした。 一次産業としてだけでなく、+αで売上げを載せるため、美味しさを現地より発信するために。
・海老には旨み、出汁があるので久米島の発酵もの(久米島味噌、泡盛など)や、ハーブものと合わせた新しいコラボ商品ができないか?
海老の味噌漬け、泡盛け海老、醤油糀漬け海老、甘酒漬け海老、鯖缶みたいな感じで、
海老缶とか。
(ハーブ・・・・ローズマリー海老アヒージョ、薬膳EBIスープなど)
・アヒージョは凄くいいアイデアと、今のトレンドに合ってると思う。
山城さんの久米島赤鶏牧場で泊港に立ち飲みバーを出す予定なので、缶詰もお店で出せると面白いと思います。