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◆視察研修◆ 富山県朝日町笹川集落視察研修

◆視察研修◆ 富山県朝日町笹川集落視察研修

 

9月6日(水)~8日(金) 沖縄県移住定住促進事業の一環として、富山県朝日町笹川集落の視察研修へ行ってまいりました。参加者は、昨年度、同事業である「地域の世話役養成塾」へ参加した沖縄県内各地域に在住し、まちづくり活動等に取り組んでいるメンバーを中心として5名です。以下、今回の研修において見たこと、知ったこと、今後、久米島でのまちづくり活動(移住定住促進含む)に生かし、展開していきたいと考えたことを記載いたします。

 

1. 移住交流体験施設 「ささ郷ほたる交流館」

 

笹川集落の美しい里山の中に、移住交流体験施設「ささ郷ほたる交流館」はありました。「ほたる交流館」は、笹川への移住を検討している方が、2名以上で、かつ1泊以上最長4泊までの利用が可能で、地域の人と交流を図る機会を持ちつつ、まずは数日間、移住を体験、検討できる施設となっています。(利用料金は1泊1組1200円)

 

 

                           

 

 

 

 

 

 

2. 移住お試し住宅 「まちなか」 「さとやま」 「しおかぜ」

 

朝日町では、最近、町内に2棟の移住お試し住宅を完成させ、運営を始めておられました。お試し住宅とは、上記の移住体験施設とは異なり、中長期にて朝日町に暮らしてみることが出来る“住宅”となります。学校や買い物施設が近い街中にある「まちなか」、山に囲まれた場所にある「さとやま」の2棟は既に入居済で、29年度には、3棟目となる「しおかぜ」(沿岸部に位置するお試し住宅)が完成予定とのことです。(参考内容:「まちなかお試し住宅」家賃は月2万円、貸付期間は1か月以上1年以内)

               

朝日町では、人口減少課題とともに、地域の高齢化率を大きな問題として捉えて各活動に取り組まれておられるように感じました。
その活動の一つと言える、移住促進においては、“子どものいる(多い)家族世帯”を受け入れることが大変好ましい状況であると言え、その場合、大家族が快適に暮らす(暮らしてみる)ためにまず必要になるもの―家(戸建て)を、お試し住宅として整備、運営し提供するという、具体的かつ長期的ビジョンのある施設準備、活動を実施していると感じられました。

 

3. 研修の中で特に印象に残ったこと

朝日町役場を訪問させていただき、町長、教育委員会事務局長、地域振興課職員、移住定住相談員、そのほか住民の方から大変多くの、参考になるお話を聞かせていただきました。その中の一つに、朝日町役場では、「新聞社と人材交流」をしているお話を聞かせていただき特に印象に残りました。
新聞社社員は、朝日町内に引っ越し暮らし、町内のさまざまな取り組みに参加して、その様子や感想を新聞に掲載していきます。朝日町の抱える人口課題、高齢化問題、それに対する地域住民や行政の取り組み、そのほか地域おこし協力隊の活動や様子などが新聞紙面にて発信されています。新聞社に出向する役場職員は、情報発信のノウハウを学び経験を積むことで、今後の行政としての情報発信に生かしていけるようにすることが目的であるとのことでした。

尚、この人材交流を始めるにあたり課題となったのが「行政機関の持つ情報の取り扱い」に触れる部分だったとのことですが、そちらは、結果、弁護士を通して事前に契約を結ぶことなどで解消し、人材交流が開始された様子でした。前例のない新たな取り組みであったと思われますが、町の現状やそれに対する対策として、必要な具体的活動の一つの実勢であると感じられ、とても印象に残りました。

 

4. ~視察研修を受けて自地域に展開していきたいと思ったこと~ 

・自地域の歴史、現状、その全ての存在の素晴らしさを根源とした移住定住促進活動
・行政職員、地域活動(移住促進含むまちづくり活動全般)に積極的に取り組む住民、その他住民、それぞれの想いを尊重しあ
える住民の関係性の意識化と構築
・世代別の自地域に対する各々の考え、想いの汲み上げ、その表面化と共有
・地域活動の明確的結果や、取り組むことで得る気持ち(達成感、満足感、充足感)が実感できるような地域活動ブランディング
・楽しく継続していける地域活動(移住促進含むまちづくり)のための、各機関や個人の協力体制の構築と情報共有のしくみ

                                                                        

 

5. 笹川視察研修感想まとめ

朝日町笹川にて、以前より取り組まれている「住みたいまち・笹川」推進プロジェクト(かがやきプロジェクト)は、現在、久米島でも活動が始まっている「ドリー部チャレンジ」と類似する点が多々あると見受けられ、かがやきプロジェクト開始時の様子や、現状のお話を各立場(行政、住民など)の方から直接お聞きできたことは大変良い機会となりました。人口減少、高齢化、より住みよいまちづくりなど、取り組む課題はどの地域にも存在します。久米島では、「島の皆で協力しあえること」「互いを尊重しあえる関係」の元で取り組んでいけることが、解決していく土台となり、早道にもなるように感じました。島ぐらしコンシェルジュは、久米島ドリー部チャレンジの運営事務局も行っております。上記感じたことを念頭におき、皆が連携して楽しく活動していけるよう引き続き業務に携わっていきたいと思いました。岩崎