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『すべての久米島のために』イーフスポーツクラブ

『すべての久米島のために』イーフスポーツクラブ

イーフスポーツクラブは、日本の渚100選にも選ばれた「イーフビーチ」に隣接するダイビングショップ。

ダイビングツアーの他にも、ハテの浜ツアーやシュノーケリングなどを通し、久米島を訪れる方々に対して、海の美しさを伝え続けてきました。

 

2008年より、イーフスポーツクラブを経営している代表の久米浩二(くめ・こうじ)さんは徳島県の鳴門市出身。

オーストラリアを訪れたときにダイビングにハマり、それ以来世界中の海を見てきたと言います。そんな中でも、久米島の海はレベルが高いと言います。

 

「透明度の高さは世界でも指折りだと思います。さらに生物が多様で豊富。冬でもザトウクジラやマンタが来るため、1年中潜ることが出来る。しかも、それらのポイントが島から非常に近いんです。世界中にいい海はいっぱいあるんですけど、ポイントまで半日、1日かかったりする。ですが、久米島の場合、数10分で行けてしまう。それでいて東洋一と呼ばれるハテの浜が伸びている。あれだけのものは海外にも少ない。その両方が魅力だと思います。」

 

この海の魅力を伝えるために、まず重要なことはお客様の安全。「安全がすべて、安全第一ではない。」と久米代表は言います。

 

「マリンスポーツは安全の上にしか存在しない。人の命の重さを真剣に捉え、危機管理を徹底した上で、お客さんを案内することが絶対条件。ただ、防げない事故もあるんですよ。そこで舞い上がらずにちゃんとしたスキルで立ち向かえるかどうかが大切です。」

 

安全を優先するのではなく、安全がなければそもそもマリンスポーツは成り立たない。そのため、機材管理、従業員への指導も徹底的に行い、有事の際にもお客様に迷惑をかけないよう様々な保険をかけているとのこと。

 

こうして安全管理を徹底した上で、お客様を迎えます。そのときに大切な事は、自分たちも楽しむこと。

 

「お客さんと一緒になって楽しむこと。それが一番かなと。『あそこのスタッフ楽しそうだね』って言われてたら、それがビジネスになっていくんじゃないかなって想っています。そして、お客さんに『また来るよ』って言わせたり、『倍くらい払いたい』って思わせる。それが出来てなんぼだと思っています。ディズニーランドと一緒、あれくらいを目指しています。」

自分たちが楽しみ、魅力を感じているからこそお客様に伝わるものがある。2016年より、イーフスポーツクラブで勤務している、インストラクターの伊藤杏美(いとう・あみ)さんのお話からもそんな雰囲気がうかがえました。

「もともと海が好きなんです。趣味と仕事をわけた方がいいのかなと思いつつもいっしょにしちゃいました、笑」

 

「海の仕事なんですけど、根本には人とのつながりがあると思っています。ありがたいことに、また来たよ!って私を覚えて来てくれた人もいます。それが嬉しいですね。」

 

楽しさの共有、その先に生まれるものが人と人とのつながりであり、それこそがイーフスポーツクラブの魅力なのかもしれません。

「震災やリーマンショックもあったけど、赤字はずっと出してない。だからやり方は間違ってなかったのかなって思う。10年間で信用は作ったので、その信用をもって、これから沖縄本島で修学旅行やインターンの受け入れをする新会社を作ろうと思ってます。これが上手くいけば、個人企業として、業界でトップクラスになれるんじゃないかと。」

 

久米代表の見ているビジョンは大きい。原動力となっている思いはどんなものなのでしょうか?

 

「すべては久米島のため。久米島を愛するすべての人のため。それが自分の考えなんです。」

 

「この島で自分もいろいろやって来た。この島に恩返しすること。この海を愛してくれるすべての人のためにやっていきたいなって思ってます。だから、自分のところだけでなく島全体を上げる。そうすれば、自社も絶対伸びていきますしね。」

 

島の海を愛し、島に根差しながら活躍を続けるイーフスポーツクラブ。今後の活躍に注目です。


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インタビュー:岡本耕平