久米島町民と移住希望者のための
久米島でのくらしが豊かになる
情報ポータルサイト

 

久米島の企業の魅力を知る

『おもてなしの島として、お客様を元気に』イーフビーチホテル

『おもてなしの島として、お客様を元気に』イーフビーチホテル

久米島空港から車で20分ほど。

日本の渚100選にも選ばれたことのある、美しいビーチの真横にイーフビーチホテルはあります。

長きにわたり久米島の観光を支え続け、多くの観光客を迎え入れてきたホテルの魅力について伺ってきました。

 

「我々の企業理念は『お客様を元気にする』ことなんです。そのために従業員もオーナーも地域の方々も含めて元気にする、ということを大切にしています。」

そう答えてくれたのは、イーフビーチホテルの支配人、知名健一(ちな・けんいち)さん。元々は沖縄の西海岸のホテルに勤めていたそうですが、2年前からここイーフビーチホテルを管轄なさっています。他のホテルと比べたときの久米島の魅力についてこんな風に教えてくださいました。

 

「久米島の売りの一つは、このロケーションです。ここまで大きなビーチに直結しているホテルは沖縄の他のホテルにもないのかなと思います。」

 

ビーチまではわずか10秒。かつすべての部屋から海を見渡すことの出来ます。心のモヤモヤがすべて吹き飛んでいってしまいそう。これほどの圧倒的な開放感は沖縄広しと言えどここだけかもしれません。

また、他のホテルを見てきたからこそ感じる久米島独自の魅力として、お客様との近さがあるそうです。

 

「ここに来たときに従業員の暖かさ、人懐っこさをすごい感じました。お客様との距離が近く、お友達のような雰囲気で楽しませることが出来る。本島のリゾートはたしかに洗練されてはいるのですが、お客様と『対面する』イメージ。久米島の場合は『寄り添う』感じがします。」

 

「久米島は、琉球王朝の時代から貿易の中継地点として、さまざまな方々をおもてなししてきましたという歴史があります。そんな文化が今も脈々と受け継がれてきているのではないかと思います。」

 

そんな距離の近さに惹かれ、2ヶ月に一度このホテルを訪れる方もいるそうですよ。また、地域振興の観点からもホテルの大切さを教えていただきました。

「ホテルが潤えば、地域の食材も使えて、農家さんも元気になるし雇用も生まれて島民にも幸せを与えられる。観光客に島の良さを理解してもらえる。ホテルは地域にすごく貢献できるんです。」

 

ホテルを通して久米島の魅力を発信することができ、また、久米島を通して、ホテルは魅力を発揮することが出来る。そんな相補的な関係性があるのだなと感じました。

 

副支配人の中村さん、元々はシステムエンジニアをしていたのですが、パソコンと向き合うよりも人と接したくなってホテル業界に入ったとのことです。

「すごくアットホームですし、毎日いろいろなことがあって飽きないんですよ。臨機応変かつ柔軟な対応が求められる。そんなことに喜びを感じているんだと思います。」

 

「ここに来てよかったことは、帰って来たよ!みたいなお客様が多いことかなと思います。」

 

仁科さんは1年前に久米島に越してきて働き始めました。旅行で久米島を訪れて、いい島だと思ったことがきっかけだったようです。

「島は不便なことも多いですけど、不便さもこの島の良さだと思います。お客様にも一度ゲームやスマホから離れてのんびり過ごしてもらえたらなと思っています。」

従業員が元気だからこそ、お客様を元気にすることができる。お二人自身が楽しく働いている様子がよく伝わってきました。

「おもてなしをするということは、相手の気持ちを汲み取って、求めているものに対し応えていくことだと思います。それによって感謝されることで喜びを感じることも出来ます。それは売り上げをあげる以上に大切なことだなと思います。」

 

久米島に古くから引き継がれてきたおもてなしの精神と島の良さを生かしてお客様を元気にすること。何度も訪れたくなるイーフビーチホテルの心地よさの理由がよく分かった気がしました。

インタビュー:岡本耕平